閉塞隅角緑内障(狭隅角緑内障)


     
          BANYU 『眼の構造と疾患』東京大学 新家 眞先生 監修 より


  緑内障とは
  眼圧(眼の硬さ)が上がって、視神経が損傷し周囲から段々と見えなくなるのが緑内障です。

  ■原因
  眼の前部は血液の代わりに透明な水(前房水)で栄養されています。
  前房水は毛様体(虹彩=茶眼の裏側にある)で作られ、瞳孔(ひとみ)を通って
  隅角(角膜=黒眼の周囲にある)に流れ、更に静脈へ流れます。
  この水の流れが妨げられると眼圧が上昇し、最終的には緑内障になります。

  ■色々な種類の緑内障
  急に眼圧が上がって(緑内障発作)3、4日で失明してしまう急性の緑内障が
  あります。
  緑内障発作では、最初は吐き気がし、眼がかすむようになります。
  2,3日経って眼が充血し、眼の病気ではないか?と初めて疑われます。
  急いで眼を手術するか、点滴などをして幸いにして状態が良くなれば手術の代わりに
  レーザーで治療できます。

  これは、遠視(遠くを見るのに凸レンズが必要)の女性で、65歳~80歳台の方に起こりやすい
  と言われています。
  遠視の人は、眼の長さが短い為、隅角が狭くなっており、年齢的に白内障で
  水晶体が厚くなると元々狭かった隅角が塞がれ、前房水が流れず虹彩が押し付けられます。
  しかし前房水は流れて来ますので、水が多くなり眼圧が上昇します。
  これが緑内障発作の原因です。

  このような人には、あらかじめ予防的にレーザーで治療出来ます
  緑内障発作が起こってから行なうよりも、安全に確実に治療出来ます。

  具体的には、虹彩にレーザー光線で穴を開ける手術治療です。
  虹彩に穴を開けると、穴がバイパスとなり前房水が いつもより確実に流れますので
  緑内障発作は起こりません。

  ■レーザー治療の時間は片眼10分程度です
  レーザー光線での治療の為、切ったり縫ったりしませんので入院の必要はありませんし
  入浴も出来ます。
  翌日、診察がありますので、続けて来れる日にレーザー治療を行ないます